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  • 執筆者の写真takashi maruyama

高次脳機能障害への新しい取り組み

高次機能障害の場合、受傷や治療をうけてから長い年月が経っていることがほとんどです。症状には大きな変化が起こらず、リハビリテーションを積極的に行う時期も過ぎてしまい、現状維持の時間が続いています。


コロナで人と会う機会が減り、外に出る機会も制限されたことで、この何年かは脳への刺激も減ってしまっています。こうなると、知らず知らずにうちに症状も進行してしまいます。


この1年を振り返ると、うつ症状がでたり、認知症状が進行してしまったり、高次脳機能障害が進んでしまう傾向を感じます。めまいや頭痛の他に、覇気がない、頭がすっきりしない という漠然とした症状を訴えて外来に来られる方も増えてきています。


昨年より、これら患者さんのために、脳機能の評価をおこなった上でリフレッシュのためのリハビリテーションのプログラムを作りました。いま何が問題なのかを知るためにリフレッシュ診断を行い、リハビリテーションを再開するプログラムを立ち上げました。


’’いまできること’’ をとにかくやってみよう、ということで月に一名のペースでプログラムを進めています。

これもまた、小さな一歩として。


あたらしい一歩ということで、朝日の写真です。ハワイに滞在したときの雲間からの朝の光が眩しい一枚です。



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