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高次脳機能障害への新しい取り組み

  • 執筆者の写真: takashi maruyama
    takashi maruyama
  • 2022年3月15日
  • 読了時間: 1分

高次機能障害の場合、受傷や治療をうけてから長い年月が経っていることがほとんどです。症状には大きな変化が起こらず、リハビリテーションを積極的に行う時期も過ぎてしまい、現状維持の時間が続いています。


コロナで人と会う機会が減り、外に出る機会も制限されたことで、この何年かは脳への刺激も減ってしまっています。こうなると、知らず知らずにうちに症状も進行してしまいます。


この1年を振り返ると、うつ症状がでたり、認知症状が進行してしまったり、高次脳機能障害が進んでしまう傾向を感じます。めまいや頭痛の他に、覇気がない、頭がすっきりしない という漠然とした症状を訴えて外来に来られる方も増えてきています。


昨年より、これら患者さんのために、脳機能の評価をおこなった上でリフレッシュのためのリハビリテーションのプログラムを作りました。いま何が問題なのかを知るためにリフレッシュ診断を行い、リハビリテーションを再開するプログラムを立ち上げました。


’’いまできること’’ をとにかくやってみよう、ということで月に一名のペースでプログラムを進めています。

これもまた、小さな一歩として。


あたらしい一歩ということで、朝日の写真です。ハワイに滞在したときの雲間からの朝の光が眩しい一枚です。



 
 
 

1件のコメント


Takafumi  Wataya
Takafumi Wataya
2022年6月13日

素晴らしい試みですね。科学的なフィードバックを行いながら進めていくというのはさすが丸山先生だと感じました。一方、小児期に脳腫瘍の治療で放射線治療を受け、長期障害として精神発達障害を有するがんサバイバーが増えてきました。私は作業療法的なアプローチである程度それを改善できるのではないかと思っています。いつかアクションを起こしたく、また先生のお力をお借りできればと思っています。

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