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  • 執筆者の写真takashi maruyama

がんの脳転移の治療 手術とZAP-Xと



大事なこと がんの脳転移に対する治療と成績は大きく変わりつつあります。

かつては、なるべく切らずに定位放射線とステロイドを使う治療が行われてきました。


変わったことは、抗がん剤以外に分子標的薬や免疫阻害薬が使われはじめ、治療成績が大きく向上したことです。


どんな薬が効くのか調べるためには組織を調べる必要があります。そして、脳転移によって生じている症状は早くに改善させて、薬剤による治療を開始しなければなりません。


オプチーボやキートルーダのような免疫阻害剤が著効するがんの場合には、脳のむくみをとるステロイドを使うと治療効果が弱まってしまいます。


何よりも手術の技術が向上したことで、手術時間は短くなり、体力もそれほど落とすことなく、腫瘍を一気に取り去ってしまうことができます。


必要なことは、バランスと経験です。


患者さんの年齢、体重、全身の状態、腫瘍のサイズ、浮腫の程度、腫瘍の場所

これらを全て考えて、最適な治療を選択します。


大きな腫瘍、浮腫が強い腫瘍、症状が出てしまっている腫瘍は、手術で早くに対処した方が放射線や薬剤の治療に早くに移れる場合が多いのです。


手術は長くて3時間程度。

多くは2時間以内に終わり、翌日には歩いてもらい、3日目にはシャワーで洗髪、7日目で抜糸し、10日以内に退院です。


転移が複数ある、腫瘍のサイズが大きい時には、2・3日前に定位放射線で照射を行った後に手術を行います。これによって、手術で腫瘍が散らばることを防ぐとともに、脳の治療を10日以内に終わらせることができます。


宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院に、最新の照射装置ZAP-Xが導入され、あたらしい治療を行うことができています。


がんの最新の知識と、ガンマナイフ・サイバーナイフのそれぞれの特性を盛り込んで作られたZAP-Xと、手術の技術で、がん脳転移の治療の向上に取り組んでいます。




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